超低用量ピル

超低用量ピルに避妊効果はある?排卵や副作用、種類について

超低用量ピルにはヤーズやヤーズフレックス、フリウェルULD、ジェミーナ、ルナベルULDなどの種類があります。

これらの超低用量ピルに避妊効果はあるのでしょうか?

実は、超低用量ピルは『避妊薬』として認可されている訳ではありません。

しかし、超低用量ピルを正しく服用することで排卵を抑制するため、結果として『避妊効果がある』という認識されていることも事実です。

超低用量ピルを服用していたら安心して性行為ができるのか、気になるところですよね!

そこで今回は、超低用量ピルの避妊効果や種類、超低用量ピルの用途、低用量ピルとの違いについて解説します。

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超低用量ピルとは?

ピルには卵胞ホルモン(エストロゲンなど)と黄体ホルモン(プロゲステロンなど)が含まれています。

超低用量ピルとは、そのうちの卵胞ホルモンの含有量が0.03㎎/錠以下のピルのことを指します。

0.03㎎は30㎍(マイクログラム)とも表記される場合があります。またULD(ultra low dose)やLEP(low dose estrogen progestin)と表記されるピルもあります。

例えばルナベルなら、ルナベルUDは低用量ピル、ルナベルULDは超低用量ピルのことを指しますよ

超低用量ピルは、ピルの中でも新しい第四世代に分類されます。ピルは第一世代から第四世代まで存在し、世代が新しくなるにつれ、前の世代の課題を改良して造られています。

第四世代の超低用量ピルは、その他の世代のピルよりも卵胞ホルモンが少ないため、ピルによる副作用も比較的軽減されています。

超低用量ピルの効果と用途について

超低用量ピルは、主に月経困難症(ひどい月経痛)子宮内膜症の治療を目的に使用されます。また、生理不順の改善やPMS(生理前症候群)にも効果が期待でき、使用目的は多岐にわたります。

超低用量ピルに含まれるホルモン量は低用量ピルよりも少なく、排卵を抑制するためのギリギリのホルモン量といわれています

超低用量ピルは2種類のホルモンが含まれており、とくに黄体ホルモンには排卵を抑えたり、子宮内膜が厚くなるのを抑える役割があります。

子宮内膜の肥厚を抑えるため、低用量ピルを服用してからの生理(消退出は、普段よりも少なくなる傾向があります。月経時に子宮から子宮内膜を剥がすための収縮運動が弱くなるため月経痛が軽くなります。

また同じ理由から、痛みのもととなる物質であるプロスタグランジンが作られるのが抑えられるため、ヤーズやフリウェルULDなどの超低用量ピルは、生理痛や月経困難症の治療に使われるのです。

例えばヤーズは、1シートに28錠入っていて、そのうち有効成分が含まれる錠剤は24錠です。通常の低用量ピルは21錠ですが、有効成分が含まれる錠剤が多いため、より治療に向いているといわれています

超低用量ピルの避妊効果について

冒頭でもお伝えしました通り、結果的に排卵を抑制する効果があるため、避妊効果があると認識されています。

しかし、超低用量ピルは避妊目的ではなく、月経困難症などの治療目的に使用される『月経困難症治療薬』として認可されているため、ピルに同封されている添付文書にも避妊効果については認められていません。

排卵が抑制されるのに避妊目的で使用しない…ちょっと矛盾したようにも思いますが、ヤーズなどの超低用量ピルは月経困難症などの治療のために改良された第四世代です。

超低用量ピルはその治療が目的のため、避妊効果の臨床実験が行われていません。そのため、避妊効果が認められていない

というか避妊効果があるとうたえないというわけです。

例えばヤーズの添付文書にも『本剤は月経困難症のお薬です。避妊目的で使用することはできません。』と書かれています。

しかしヤーズを始めとする超低用量ピルも、他の低用量ピルと同じく排卵を抑制する効果があるため、飲み方を間違えていなければ、結果的に避妊効果があるといえるでしょう

ただし、『飲み忘れ』や『下痢などお腹の調子が悪い』などの理由で万が一妊娠してしまった場合、保障がありませんのであくまで自己責任という形になってしまいます。

とくに、超低用量ピルはホルモン含有量が低用量ピルに比べても少ないため、数時間の飲み忘れでも、避妊効果が低下してしまう可能性も否定できません。

避妊効果を得たい場合は、医師に相談して低用量ピルに切り替えることも検討してみてはいかがでしょうか

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超低用量ピルの保険適用について

超低用量ピルは、月経困難症などの治療目的で処方されるため保険適用となります。そのため保険証の提示も求められます。

超低用量ピルは比較的値段が高く、1シート10,000円前後するものもあります。保険適用で処方してもらうことで3,000円前後の費用で抑えることができます。

また、超低用量ピルの処方は基本的に検診が必要です。初回は問診のみで処方してくれる場合もありますが、数か月後にもう一度処方してもらう際は、ほとんどの場合、検診が必要です。

オンライン診療・処方でも、超低用量ピルを取り扱いがあり、対面診察を行わないというメリットがある反面、オンライン診療では主に超低用量ピルでも保険適用にならず全額実費負担となるケースも多いです。

ピルのオンライン処方はとても便利なので、病院へ行く時間や交通費をトータルして利用することを推奨しています。

現在治療を受けていなくて、月経困難症などの疑いがある方は、まずは婦人科などの病院で診察しましょう。

超低用量ピルの副作用

超低用量ピルは、他の低用量ピルよりもホルモン含有量が少ないため、ピル特有の副作用も軽減されています。

とはいっても、超低用量ピルにも卵胞ホルモンや黄体ホルモンが含まれているため、絶対に副作用が起きないわけではありません。

よくある副作用

  • 頭痛
  • 悪気(気持ち悪い)
  • 吐き気・嘔吐
  • だるさ
  • 不正出血

生理周期や生理痛が人によって差があるように、ピルによる副作用も人それぞれです。超低用量ピルは比較的副作用が軽度といわれていますが、耐えられないほどの副作用が出た場合は医師に相談してピルの種類変更も検討してみましょう

参照:ピルの副作用・トラブル特集≫

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低用量ピルの避妊効果について

続いて、低用量ピルの避妊効果と妊娠阻止率について解説します。超低用量ピルとはホルモン含有量は異なりますが、基本的な排卵を抑制するメカニズムは同じなのでぜひ参考にしてくださいね。

低用量ピルの妊娠阻止率と避妊のメカニズム

低用量ピルを正しく服用することで、ほぼ100%の避妊効果を得ることができ、妊娠阻止率としては、正しく服用している場合は99.7%、飲み忘れ等を考慮しても92%の妊娠阻止率といわれています。

低用量ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれており、毎日決まった時間に服用することで、体内のホルモン量を一定に保ち排卵を抑制します。

避妊のメカニズム

  • 排卵を抑制する
  • 子宮内膜の肥厚を防ぎ受精卵の着床を抑制する
  • 頸管粘液を変化させ精子の子宮内侵入を抑制する

体のホルモンバランスが妊娠しているときによく似た状態になるため、脳は『妊娠している』と勘違いするので、排卵が起こらなくなるのです

ピルは排卵を抑制するだけではなく、赤ちゃんのベッドである子宮内膜の肥厚を抑制したり、精子の侵入をを抑制する働きもあります。

超低用量ピルと低用量ピルの違いとは?

超低用量ピルと低用量ピルの大きな違いは卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量です。

低用量ピルの卵胞ホルモンは50㎍未満という規定に対し、超低用量ピルの卵胞ホルモンは30㎍以下となっています。超低用量ピルのホルモン含有量は排卵を抑制するギリギリのラインですが、正しく服用することで排卵を抑制することが出きます。

超低用量ピルは、ホルモン含有量が比較的少ないため、副作用が出にくいとされています。また、同じ理由で低用量ピルよりも長期にわたり服用しやすいことから、長期間治療が必要なホルモン治療に用いられることがあります。

超低用量ピルのヤーズフレックスは最長で120日間連続で服用し続けることができるため、約4か月間も生理を来ないようにすることが可能です。

例えば、子宮内膜症を患っていて妊娠を希望しない場合は、生理がくるメリットがないので、超低用量ピルを長く使用することで毎月の煩わしさから解放されるというわけです。

休薬期間があるのはなぜ?

どのピルにも休薬期間が設けられていますが、それはどうしてなんでしょうか?

休薬期間がある理由

  1. 妊娠の有無を確かめるため
  2. 休薬期間をとることで28日周期で管理しやすくなる
  3. 卵巣を活動させる

休薬期間が必要な理由で一番大切なのが卵巣を活動させることです。ピル(ホルモンが含まれる実薬)を服用している間は、卵巣は眠った状態が続きます。

休薬期間によって刺激を受けることで卵胞は発育しようと活動を再開しはじめます。ピルの内服によって休ませている卵巣を正常に保つためにも、休薬期間は重要なものと言えるでしょう。

休薬期間中はちゃんと避妊効果はあるの?と疑問もありますが、休薬期間中の妊娠は極めて低いといわれています。

それは、休薬期間はちょうど排卵が終わったあとだからです。正しくピルを服用出来ていれば、休薬期間であっても妊娠する心配は必要ありません。

ピルの避妊効果が低下するケースとは?

ピルを服用していても、100%避妊できるわけではありません。ピルの避妊阻止率は正しく服用することでほぼ100%ですが、飲み忘れることでピルの効果を十分に得ることができない可能性があるからです。

実は、飲み忘れだけではなくて、他の要因で避妊効果が下がる(排卵してしまう)可能性もあります。超低用量ピルも同様ですので参考にしてくださいね

避妊効果が下がる可能性があること

  • いつも服用している時間に飲み忘れてしまう
  • 休薬期間後に飲み忘れてしまう
  • 三相性のピルなど飲む順番を誤ってしまうこと
  • 実薬と偽薬を飲み間違えてしまうこと
  • ピルを服用してすぐに嘔吐してしまう
  • お腹の調子が悪く下痢、または下痢ぎみである
  • 飲み合わせが悪い薬と併用している
  • ピルの効果を低下させる薬やハーブを摂取すること

飲み忘れはもちろんのこと、副作用で気持ち悪くなってピルの成分を吐いて吸収する前に吐いてしまったり、お腹の調子が悪く下痢ぎみなため腸の吸収が上手くいかないケースもあります。

また、持病などでもともと他の薬を服用している場合は、ピルと併用していいか医師に確認しましょう。一方、ピルを服用している方は、他の病気(風邪など)で病院へいく機会もあると思いますので、その都度ピルを服用している旨を伝えて飲み合わせの確認を行う必要があります。

超低用量ピルを治療目的で服用している方は、そんなに神経質にならなくても大丈夫だと思いますが、避妊目的で低用量ピルを服用している方は、毎日決まった時間に飲めるように気を付けましょう

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超低用量ピルの種類

現在国内で承認されている超低用量ピルは、ヤーズ、ヤーズフレックス、ルナベルULD、フリウェルULD、ジェミーナの5つです。各町低用量ピルの特徴について解説します。

ヤーズ

ヤーズには、卵胞ホルモン含有量が20㎍とかなり少ない超低用量ピルです。黄体ホルモンの『ドロスピレノン』と、卵胞ホルモンの『エチニルエストラジオール』という2つの女性ホルモンが配合されています。

ルナベルとの大きな違いは、黄体ホルモン(ノルエチステロン)にあります。ルナベルの黄体ホルモンは男性ホルモンに活性作用があるため、ニキビや肌荒れの原因となる場合があるため、美容が気になる女性にヤーズは注目を集めています。

とくに黄体ホルモンには排卵を抑えたり、子宮内膜が厚くなるのを抑える役割があるため、子宮の収縮活動を抑制することができ、痛みのもととなる物質であるプロスタグランジンが作られるのが抑えられます。

ヤーズは他のピル同様28日周期なのですが、有効成分が配合されている錠剤が1シートに24錠あり、プラセボ錠(偽薬)が4錠入っています。他のピルよりも休薬期間が短いため、月経困難症などの治療に使用されることが多いです。

ヤーズフレックス

ヤーズフレックスもヤーズ同様に、黄体ホルモンの『ドロスピレノン』と、卵胞ホルモンの『エチニルエストラジオール』という2つの女性ホルモンが配合されています。

ヤーズフレックス大きな特徴は、1シート28錠の全ての錠剤に有効成分が配合されています。つまりプラセボ錠(偽薬)がないのです。

最大120日連続使用可能で、約4か月間月経を回避することが可能です。120日連続で使用したら、4日間の休薬期間をおき、その後新しいシートを再開します。

また、120日連続で使用しなければいけないわけではなく、28日~120日の間なら好きなタイミングで生理を起こすことができます。ですが、ヤーズフレックスで治療している病気によっても異なるため、医師との相談で生理のタイミングを決めましょう。

ヤーズフレックスは、生理で症状が悪化する子宮内膜症などの治療に使用されることがあります。

ルナベルULD

ルナベルULDは、ルナベルLDより黄体ホルモン量が少ない超低用量ピルに当たります。

ルナベルLDは35㎍/錠に対して、ルナベルULDの黄体ホルモン量は20㎍/錠で、ノルエチステロン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)の作用により卵胞の発育や排卵が抑制され、月経時の痛みを軽減させます。

ルナベルは1シート21錠タイプで、プラセボ錠(偽薬)が入っていないため飲み忘れに注意しましょう

フリウェルULD

フリウェルはルナベルのジェネリック医薬品です。ルナベル同様、ノルエチステロン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)の作用により卵胞の発育や排卵が抑制され、月経時の痛みを軽減させます。

ジェネリックとは、製造元が異なりますが配合成分や効果は同じ医薬品です。ジェネリックはかなり費用を抑えることができますので、ルナベルを利用している方は検討してみてもいいと思います

ジェミーナ

ジェミーナに含まれるホルモンは、レボノルゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。これらの作用により卵胞の発育や排卵が抑制され、月経時の痛みを軽減させます。

2018年に厚生労働省に新薬として月経困難症治療薬『ジェミーナ配合錠』が承認された国内の流通では比較的新しいピルです。

また、ジェミーナは77日間連続服用し、7日間の休薬期間を経て84日を1周期とした超低用量ピルです。28日間を1周期として服用する方法もあり、その方法は症状によるため医師と相談しましょう。

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まとめ:超低用量ピルは避妊効果あるとは言えないが..

超低用量ピルは処方目的が月経困難症や子宮内膜症の治療になるため、避妊目的での処方はされません。医師が診断した結果、月経困難症などの症状がない限りは処方はしてもらうことはできないでしょう。

ただし、正しく服用することで排卵を抑制します。避妊効果が検証や立証されていないため、『避妊できます』とは言えませんが、排卵を抑制するため、実質的には避妊効果があるという認識です。

しかし、ホルモン量も少ないことや、飲み忘れがあったり、下痢の症状があった場合に、避妊効果に不安があることも確かで、もし妊娠してしまっても自己責任となります。

超低用量ピルを服用していて、確かな避妊効果を得たい方は、症状にもよりますが低用量ピルへの変更を医師に相談してみてはいかがでしょうか

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