カンジダの治療には、クロトリマゾールやエンペシドなどの治療薬(抗生物質)が使用されます。
カンジダの治療薬は内服薬やクリームがあり、症状によって使い分ける必要があります。それぞれの薬の特徴と、病院へ行かずに通販で購入する方法も解説します。
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カンジダ治療に使用される抗生物質
痒みや発疹など外陰部に症状が出ている場合はクリームタイプを。おりものの異常や膣内に症状が出ている場合は内服薬を選んでください。どちらの症状もあるケースは、クリームと内服薬の併用する場合があります。
クロトリマゾール・クリーム
効能 | クロトリマゾール・クリームは抗真菌薬でカンジダ菌の細胞を壊すことで殺菌的に作用します。 |
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症状 | かゆみや発疹、外陰部に症状がある |
用法 |
1日に2~3回患部に塗布します。 6日間連続で使用します。 (※購入ページの使用上の注意点をお読みください) |
特徴 | ジェルタイプよりも患部が湿潤している場合などどんな症状でも使用しやすいく人気が高い。 |
成分 | クロトリマゾール(Clotrimazole)1% |
日本名 | タオンゲル(日医工) タオンクリーム(日医工) エンペシドクリーム(バイエル) コトゾールクリーム(寿) クロトリマゾールクリーム(岩城)クロストリンクリーム(岩城) |
内服薬と併用しています。病院で処方されたものと少し違いますが、何回も再発するので費用を抑えるためにもこちらを使用しています。価格が安いので気軽に広範囲に塗ることができました。再発する人はまとめ買いがおすすめです!
わたしの自宅からは病院が遠く、治療が遅れて悪化したことがあり通販で購入しています。少し痒くなってきたタイミングで塗り始めると2~3日後にちゃんと治ってるからとても重宝してます!
ダイフルカンジェネリック50mg(内服薬)
効能 | カンジダ菌に起因する膣内の炎症や外陰膣炎に作用 |
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症状 | おりものの異常や膣内に異常がある |
用法 |
・膣カンジダには、1回150mg(1.5錠)を服用してください。継続服用ではなく単回投与となりますので、2回目以降は服用してはいけません。服用して数日後も症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。 ・それ以外のカンジダ症には、1日1回50mg(半錠)を服用してください。2回目以降の服用の場合は1日100mgまで増量が可能ですが、下痢や腹痛などの副作用に注意してください。 (※購入ページの使用上の注意点をお読みください) |
特徴 |
膣カンジダ治療薬ダイフルカン(ジフルカン)のジェネリック医薬品です。 有効成分フルコナゾールを服用したところ、約80%の方が膣カンジダの症状が消える結果が報告されており、医療機関でもよく処方される医薬品です。 |
成分 | Fluconazole(フルコナゾール)50mg |
日本名 | エルシド腟錠(富士製薬) エンペシド腟錠(バイエル) |
慢性的なカンジダで、あまり症状が酷くないし病院へ行くことが負担で放置していましたが、通販で購入できることを知ってから重宝しています。まとめ買いが安く、購入しておけば発症した時にすぐ服用できるから安心です。
ストレスや疲れがたまるとカンジダを発祥してしまうことが時々あります。薬を常備しておかないと心配です…。注文後2週間ほどで届きましたので、余裕をもって購入することをおすすめします!
カンジダ治療の抗生物質の成分と副作用
クロトリマゾール |
クリームに配合されてる成分です。 外用薬なのでほとんど副作用は報告されていませんが、まれに皮膚刺激感、発赤、紅斑、かゆみ、かぶれなどの皮膚症状があります。 |
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フラコナゾール |
ダイフルカンジェネリック50㎎の錠剤に配合されている成分です。 副作用としてはごくまれですが、下痢・発疹・むくみや気分が悪くなると報告があります。 また頻度は低いですが、副作用として肝逸脱酵素(ALT・AST)の上昇が報告されているため、肝臓系の疾患をお持ちの方は定期的に医療機関を受診してください。 |
カンジダ治療の抗生物質とクリームの使い分け
カンジダ治療薬の抗生物質とクリームの使い分けについて解説します。
クリーム
クロトリマゾールクリームは有効成分としてクロトリマゾール1%を含むアゾール系の抗真菌薬。
真菌による感染症は2種類あり、皮膚表面に発生する表在性真菌症と体内の臓器などに発生する深在性真菌症があります。
クロトリマゾールクリームは表在性真菌症に有効で、かゆみや発疹、外陰部に症状が表れるケースで使用します。
内服薬
ダイフルカンジェネリック50㎎は、膣カンジダ治療薬ダイフルカン(ジフルカン)のジェネリック医薬品です。
有効成分フルコナゾールとは、水虫や膣カンジダなどの真菌による感染症に効く抗生物質で、おりものの異常や膣内に症状がある場合に使用します。
カンジダ自体は、女性の性器以外にも皮膚などあらゆるところに存在する常在菌で、強い菌ではありませんが、性行為などで移ったカンジダが、免疫が低下した体内では異常増殖して膣カンジダを引き起こしてしまうことがあります。
カンジダ治療の抗生物質の注意点
試用期間について
カンジダ症は、かゆみやおりものの異常が良く見られ、治療薬を使用することで2,3日で症状が回復するケースが多いです。しかし、菌がまだ残っている場合が多く、治療薬は6日程度継続して使用します。
妊娠中・授乳中の使用について
基本的には膣粘膜から吸収される薬ではないですが、膣に炎症や傷口がある場合は吸収される可能性もありますので、かかりつけの医師に相談してから使用しましょう。
生理中について
生理中の使用は、治療薬が流れてしまう恐れがありますので避けるほうが良いでしょう。
カンジダ治療薬とピルの併用について
ピルとカンジダ治療薬の併用は避けましょう。カンジダ治療薬は抗真菌薬で、生理異常や作用増強の可能性があります。
該当薬以外の使用について
市販のかゆみ止めやステロイド剤などカンジダ治療薬以外の外皮用薬を使用することで、症状が悪化したり治りが遅くなる可能性があります。専用の治療薬を使用しましょう。
さいごに
カンジダ症とは、カンジダという白癖菌による感染症です。
もともと多くの人に常在する菌の1つで、体力低下や妊娠、抗生物質の投与やピルの処方などで膣内の洗浄作用が低下した際に発症する可能性があります。
また、1度症状が回復しても、再発することが多いとされています。再発する場合は、治療薬を常備しておくことをおすすめしています。