ピルを飲み始めると、体内のホルモンバランスが急に今までと違った状態になります。そのため、身体が違った状態のホルモンバランスに慣れるまでの1~3ヵ月程度は軽い副作用がみられる場合があります。
例えば、胸のはりや軽い出血・むくみ・頭痛・軽い吐き気です。最初は不快感を感じる女性も多いですが、ほとんどの場合はその症状もおさまります。
さらに頻度はかなり少ないですが【血栓症】の副作用にも十分注意が必要です。今回は血栓症について詳しく解説します。
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ピル内服により血栓症になるリスク

血栓症とは
血栓症とは、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓などに代表される病気です。血管が突然、血のかたまり(血栓)で閉鎖してしまい、命の危険にさらされる病気です。
特にタバコを吸う人は、血栓症のリスクが倍増してしまうことが知られていますの、ピルを服用する場合はこの機にタバコをやめることをおすすめします。
血栓症の特徴
①突然発症する場合がある
②再発する場合がある
③発症すると後遺症が残る場合がある
血栓症の1番の特徴としては、発症する前兆がほぼ無いこと。前兆があったとしても、ほとんど気にならない程度。なのである日突然発症してしまいます。健康に見える人が一瞬にして重傷の病気となってしまうことが血栓症の怖いところと言えます。
また、頑張って治療したとしても、麻痺が残ってしまったり、最悪死に至る場合もあります。さらに適切な治療を怠ると再発の可能性も高まります。
ピル服用中の血栓症の前兆
①ふくらはぎの痛み・むくみ・手足のしびれ
②胸部への激しい痛み
③激しい頭痛・めまい・失神・言語障害(舌のもつれ)
④手足の麻痺や脱力
血栓症の予防
予防を行う上で1番大切なことは、身体を動かすこと。エコノミー症候群でもあるように、同じ体制がずっと続くと発症の原因になってしまうことも。また、たばこやお酒も、血液がどろどろになる原因になることは、血栓症発症のリスクが高まることに繋がります。
朝起きたら水を飲む、脱水症状の状態を避ける、適度に体を動かすことが1番の予防に繋がると言えます。
血栓症の治療方法
主な治療としてはおおまかに2種類あります。
一つ目は薬で治療する抗凝固治療法(血が固まりすぎないようにする抗凝固薬を使用する方法)や、線溶療法(できた血の固まりを溶解する薬を使用)。二つ目は、手術療法(つまった血のかたまりを手術をして取り出す方法)などがあります。
ピルは正しく服用することで高い効果が得られます

上記にあるように、ピルの服用には血栓症のリスクはあります。しかし、発症する確率は極めて低く、ピルを服用を認められた人が正しい方法で服用することによって、安全で高い効果が得られる医薬品です。
ピルの服用を行う場合は、まずは医師の診察を受け、正しい方法で服用していきましょう。
ピルを服用するリスクは高いと思う方必見!血栓症のリスクがないサプリの紹介します

ピルは避妊効果だけではなく、女性の体調を整える効果も得られます。もし避妊目的だけの服用でしたらピルは有効でしょう。ただ、血栓症や副作用などのリスクもあります。
その点、サプリは健康食品です。「ピルの服用に疑問を持つ」「ピルの服用をためらっている」人は、1度サプリを試してみてはいかがでしょうか。