一般的な避妊方法で多くのケースで使用されるコンドーム。そのコンドームの避妊確率とメリット・デメリットについて説明します。
また今回は、さまざまな種類がある豊富なコンドームの、素材・厚さの種類や形の違い、女性が選ぶコンドームまで解説します。
\女の子が選んだコンドーム♪/
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コンドームの避妊確率と妊娠率が上がる3つのパターン
コンドームを着用した時の妊娠確率は10%以下と言われています。つまり、基本的には避妊確率は90%以上ということです。
ただし、正しく使用された場合は、避妊確率はほぼ100%とされていますが、日本産婦人科医会によると【コンドームの妊娠確率は5.7%】とされていて、必ずしも100%で避妊できないことが分かります。
コンドームは正しい使い方をすることで、避妊確率が格段に上がります。逆にいうと、間違った使い方をしてしまうと、かなり避妊確率が下がることになります。
◆射精前につける
⇒コンドームの着けるタイミングによって、避妊確率が大きく異なります。よく勘違いされていることは、射精前に着ければ大丈夫と思っていること。
射精前は、ペニスから精子が含まれる精液が徐々に出ていますので、射精直前につけても避妊できないことも。正しいタイミングは挿入前です。
◆射精後の処理が遅い
⇒性行為の中で、射精後にずっと女性の膣に挿入したままの状態を続けてしまうことで避妊確率が下がるケースがあります。
実はこれが原因で、コンドームの亀裂から破れて精液が漏れ出してしまう可能性があり、避妊確率が大きく低下する場合があります。
◆コンドームが破損してしまう
⇒コンドームが破損してしまい、その亀裂から精液が漏れ出し避妊確率が大きく低下してしまうパターンです。
コンドームの破損の原因の多くは、女性のネイルや男性が着ける際に爪で亀裂がはいること、また男性の乱暴な扱いによって引き起こされると言われています。
コンドームのメリット
- コンビニや薬局などで購入できる
- 比較的に低価格で購入しやすい
- ピルや子宮内避妊具などと違い副作用や合併症がない
- 性病予防にもなる
コンドームのメリットとしては、価格が低くてコンビニや薬局、通販でも販売しているため手に入りやすいところでしょう。
ピルなどとは違い、婦人科へ行くことや錠剤を飲む必要もなく、装着以外の手間がかからないところが魅力的です。
また、意外と知られていないですが、コンドームには【性病を予防】するという観点からも、かなり重要視されています。ピルや子宮内避妊具は、避妊確率はコンドームより高いとされていますが、性感染症は防げません。
コンドームと併用することで、避妊と性病予防の両方の効果が期待できます。
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コンドームのデメリット
- 間違った着用をしてしまうと避妊確率が低下する
- 破損などによって精液が漏れるリスクがある
- 世界的には思っているほど避妊確率が高くない
- 男性主導の避妊方法で、男性が協力的でないと成り立たない
コンドームのデメリットとしては、間違った着用方法や破損などによって、避妊確率が大きく低下してしまうことです。
また、基本的には男性が避妊に協力的でないとコンドームの着用は難しいことです。男性がコンドームを嫌がった場合に、女性が『彼に嫌われたくないから』という理由で避妊なしで性行為におよぶケースも多く、コンドーム着用は男性主導という現実が存在します。
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コンドームの種類について
巷では、さまざまなコンドームが販売されていますが、その種類の違いを見分けることはとても困難です。コンドームの素材や厚さ、サイズや形状の種類について解説します。
コンドームの素材の種類
コンドームの種類はおおまかに【ラテックス・ポリウレタン・ポリイソプレン】の3種類に分けられます。
ラテックス |
ラテックスとは、ゴム手袋などに使用される天然ゴムを加工した素材です。 天然ゴムを使用しているため、使用する際にゴム臭がすることがありますが、基本的には伸縮性や柔軟性に長けていて使い勝手がいい素材です。 過去にゴムアレルギーとなった経験がある方は、購入前に素材の確認が必要です。 |
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ポリウレタン |
ポリウレタンはプラスチックの一種で、ラテックスよりも伸縮性に劣りますが強度が3倍~5倍と言われています。 また、熱伝導率が良いことと、強度が高いことから、薄型のコンドームによく使われる素材です。 ゴム臭もゴムアレルギーもありませんので、ラテックスが苦手な方におすすめです。 |
ポリイソプレン |
ポリイソプレンはコンドームで使用される素材では新素材として注目されています。ポリウレタン同様に、ゴム臭もゴムアレルギーも起こしません。 強度を保ちながらも、ポリウレタンよりも柔軟性に優れており、安全性と装着感を大切にしたい人におすすめできます。 |
コンドームの厚さの種類
コンドームの厚さは種類やメーカーによって様々です。一般的に、標準の圧はさは0.05mmと言われていて、それより薄いと薄型と呼ばれることが多いとのこと。
製造されている最薄のコンドームは0.01mmのもので、続いて0.02mmがあります。一般的なコンドームは、0.02mm~0.03mmのものが多いです。
反対に、厚めのコンドームは0.1mmのものが存在ます。厚めのコンドームは、安全性はもちろんのこと、ロングプレイや早漏対策として活用されます。
コンドームのサイズの種類
ほとんどのコンドームは標準サイズ(Mサイズ)として販売されています。
Mサイズとは、男性器の標準サイズである32mm~36mmを目安にされていて、これより小さいサイズはSサイズ、これより大きいサイズにLサイズやXLサイズがあります。
Sサイズ | 27mm~31mm |
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Mサイズ | 32mm~36mm |
Lサイズ | 37mm~42mm |
XLサイズ | 42mm~48mm |
基本的には、男性器の実際の直径よりも2mm程度小さいコンドームを選ぶことで、隙間がなくなりフィットしやすいとされていますので、コンドームのサイズを選ぶときの参考にしてみてください。
コンドームの形状の種類
コンドームの形状の種類は、主に2種類存在します。それは、精液留めが付いているタイプかそうでないタイプの違いです。
一般的には精液留めが付いているタイプが主流です。それは、精液留めが付いていることで、射精後に破裂や亀裂からの漏れを防ぐためです。
精液留めが付いていないタイプは、より本来の男性器の形に近いため、フィット感などに優れています。
また、変わり種としましては、表面につぶつぶが付いたコンドームや香り付きのもの、バイブレーション付きなどが存在します。
さいごに
コンドームはポピュラーな避妊道具として活用されています。正しく使用することで避妊確率もかなり高く、また性病予防としても期待され、性行為には欠かせない存在です。
しかし、間違った使い方が原因で、避妊確率が低下する可能性もあり、そもそも男性主体の避妊方法ですので、コンドームを使用する際は、正しい使用方法とパートナーを思いやる気持ちが大切です。
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