セックス(性行為)は、パートナーとの愛を確認する大切な行為と同時に、妊娠の可能性がある行為となります。
もし、妊娠を希望していない場合は『望まない妊娠』を回避するために正しい知識をもって避妊をする必要があります。
避妊方法にはいくつか種類はありますが、間違った認識は望まない妊娠の原因になりかねません。避妊方法のそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
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このページのもくじ
避妊方法の6つの種類と比較表
- コンドーム
- ピル(低用量ピル・アフターピル)
- 子宮避妊具
- 殺精子剤
- 基礎体温法
- 避妊手術
いずれの避妊方法もメリット・デメリットが存在しますので、ご自身とパートナーにとって最適な避妊方法を選びましょう
避妊失敗率 | 8%~14% |
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費用 | 数百円~千円程度 |
メリット |
価格が安価で、薬局やコンビニ、通販等でも購入しやすい。 避妊だけではなく、性感染症の観点からも有効手段である。 |
デメリット |
間違った使用方法をしてしまうことで、避妊確率がかなり低下する。また、破れたりするリスクがある。 男性主体の避妊方法で、女性から自発的に避妊する手段にはならない。 |
避妊失敗率 | 0.02%~0.1% |
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費用 | 1ヵ月2,000円~5,000円 |
メリット |
正しく服用することで避妊確率がかなり高くなります。 また、男性ホルモンを抑制することでニキビの改善や、生理痛・生理周期の改善も期待できます。 |
デメリット |
1ヵ月3000円前後の費用がかかり、定期的に婦人科検診が必要になることも。 また、人によっては副作用が強くみられる場合もあります。 |
避妊失敗率 | 2%~5% |
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費用 | 約40,000円程度(保険適用で異なる) |
メリット |
女性主体の避妊方法で、避妊確率が高い。また、IUDはホルモンの放出がないため、授乳中でも着用可。 ピルのように毎日服用する必要がなく、装着するだけで避妊ができる。 |
デメリット |
一回の装着で約40,000円程度の費用がかかり、数年に一度、取り換えるタイミングがある。 妊娠を経験がない人は、痛みがでる場合がある。 |
避妊失敗率 | 約75% |
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費用 | 2,000円前後(6回分) |
メリット |
女性主体の避妊方法。 コンドームやピルなど他の避妊方法と併用・サポートすることで避妊確率を上昇させる。 |
デメリット | コンドームに比べても避妊確率は高くない。また、国内の薬局等で販売しておらず、入手手段は海外からの輸入となる。 |
避妊確率 | ー |
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費用 | 費用なし(※基礎体温計に3,000円程度必要) |
メリット | 医薬品を使用しないため、病院日や薬代がかからないことや、副作用が一切ない。また、自身の体調管理にもなる。 |
デメリット |
基礎体温法で危険日や安全日の推測は出来るが、それだけでは避妊確率が高いとは言えない。 |
避妊確率 | ほぼ100% |
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費用 | 20万円~ |
メリット | 物理的に妊娠しない状態を作ることでほぼ100%の避妊確率になります。ピルやIUDのように継続的な出費がありませんし、毎日服用する手間もかかりません。 |
デメリット | 避妊手術を受けられる条件があり誰でも安易にできる手術ではありません。また、もう一度妊娠したいと思っても、自然妊娠が困難になる可能性があります。 |
安全日なら大丈夫?誤解されがちな間違った避妊方法
『安全日に性行為』や『体外射精』など、本来は避妊法ではないのにもかかわらず、ちゃんとした避妊方法と認識されている行為もあるんです。
◆安全日(オギノ式)
↳妊娠確率が高い排卵日近くを避けて性行為をする方法です。本来オギノ式は、妊娠を希望する人が、排卵日を推測して性行為を行い妊娠確率を上げる方法のこと。
しかし、排卵日をある程度特定して、それ以外は安全と認識することは危険です。女性の排卵日は、常に同じ周期とは限りませんし、精子自体も膣内で5日ほど生き続ける可能性があり、避妊方法とは呼べません。
(参考:性行為から妊娠までのメカニズム)
◆体外射精
↳性行為の際、膣外に射精する方法です。一見、避妊しているように感じますが、実は男性は射精する前から少しずつ精子が出てきており、その中に精子が混ざりこんでいることも。
また、男性が失敗したらかなりの妊娠確率が上がることになります。さらに、コンドームを着用せずに性行為を行うことは、性感染症の観点からも推奨できません。
避妊は男性任せにしないことが大切
一番ポピュラーな避妊方法はコンドームの着用でしょう。性感染症の観点からも、コンドームを着用することはとっても大切なこと。
しかし、コンドームの着用する避妊方法は、どうして『男性主体の避妊方法』と言えるでしょう。
『彼がコンドームをつけてくれないけど嫌われたくないから..』
『彼がコンドームが苦手..』
『盛り上がった勢いで..』
様々な理由で、コンドームを着用しないケースが考えられますし、どうしてもコンドームの着用は男性主体となってしまいます。
このような場合には、女性からコンドームの着用を促すことや、女性自身でできるピルなどの避妊方法を試してみてはいかがでしょうか。
性病予防にはコンドームが不可欠
避妊確率としては、やや低めのコンドームですが、安価で一番ポピュラーな避妊方法です。
さらに、コンドーム着用は避妊するだけではなく、性感染症の観点からもとても大切なこと。いくらピルなどで避妊していても、コンドームなしでの性行為は性病にかかる原因となります。
一度、性病になると婦人科や専門の病院で検査や治療が必要です。パートナーとの信頼関係も揺らぐ原因に。
そうなる前に、ピルなどでの避妊をしているしていない関係なく、性行為にコンドームは必要なアイテムです。