『ピルを処方してもらうためにはどうすればいいの?』
『ピル処方のための初診はどういった内容?』
『ピル処方の費用はどれくらいかかる?保険証は使える?』
ピル(経口避妊薬)は、正しく服用すれば避妊効果も高く、月経困難症を和らげるなど体やお肌の調子までも整えてくれる素敵な薬。
しかし、他の薬と同じように副作用はもちろん、病歴や年齢、生活習慣によっては使用すべきでないという禁忌があるのも現実です。
●40歳以上の人
●喫煙者
●高血圧の人
●その他特に循環器、血管などに関わる持病がある人
でも実際にピルを初めて処方してもらう!と思っても、初診の内容やピルの効果から金銭面のことなど気になることはいっぱいありますよね。
今回は、ピルを初めて処方してもらう方向けに、初診内容とその費用について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
『え?ほんと?』意外と知らない!
病院でピルを処方してもらうことは大切なこと。でも同時に病院へ行くデメリットも存在します。
ピル処方の前に知っておきたい5つのデメリットをまずはご覧ください。
このページのもくじ
ピル処方のための初診で行う診察内容

今現在では、ピルは女性のみが服用するものですので、産婦人科や婦人科で処方します。 風邪など体調を崩した時と同じように診察を受けますが、初めてでは特に不安なもの。診察の内容を事前に確認しておくと気分も楽に、そしてスムーズに進めることができます。
ピルを処方してもらう時の初診の問診と検査

ピル処方してもらうための診察では問診と検査があります。
【問診】
まずはじめに、問診表の記入(もしくは看護師による聞き取り)があります。
問診では、ピル処方の目的、生理開始年齢、生理期間、初めての性交渉の年齢、生活習慣などの項目があります。
また、家族の病歴などの項目も。これは、ピルの服用について遺伝性疾患による禁忌があるためです。例えば高血圧であったり、脳梗塞など血管が塞がることで起きる病気(血栓症)の疑いがある場合などは必ず伝えましょう。
【検査】
ピルを処方してもらうための初診では、目的や症状、体質に合わせて検査も必要です。
膣の中を診る内診、血圧検査や血液検査の他に、不正出血や痛みなどの症状があるなどの場合は、子宮の検査(細胞診・超音波・内診など)も行われます。
●内診(婦人科でしか行われない)
生理周期が不定だったり不正出血や痛みがある場合、重大な病気が隠れている恐れがあるため、ピルを処方してもらうためには多くの場合、内診が必須です。
交渉経験がない場合や、避妊目的のみでピルを処方してもらうばあは内診不要の場合もあります。
☆通常、時間は1-2分。
☆内診の間は呼吸を大きくゆっくり、リラックス。
☆スカートかワンピースで行くと着替えが楽。
ピルの処方の診察は生理中でも大丈夫?

『生理中でも診察してもらえるの?』
『内診はどうするの?』
その答えは残念ながら一つではありません。というのも、ピルを服用したい目的とクリニックによるからです。
月経困難症やPMS、子宮の病気疑いがあり症状の軽減が目的ならばしっかり内診で検査する必要があるので、生理中を避けて衛生的にも気分的にも快適な日の受診をおすすめします。
避妊目的ですと検査が不要なクリニックもありますが、ピル外来として初診であればやはり生理中を避けた方が良いでしょう。
また最近では、初診からオンライン診療を行うクリニックも増えてきています。問診だけなので、避妊目的のみでご自身やご家族が禁忌に当てはまらない場合であれば、生理中でも検査をせずにピルを処方してもらうことも可能。
ピル処方のための診察時の服装について

ピル処方のための初診では、内診を行う場合も少なくはありません。
婦人科での診察をスムーズに行うためにも、適切な服装もチェックしておきましょう。
メイク ⇒顔色や表情も大事な診察のポイントです。ナチュラルメイクが◎
トップス ⇒聴診器の診察がしやすいように前開きの服装がおすすめ。血液検査のための採血や血圧測定がある場合も。袖もめくりやすいほうが◎
スカート ⇒内診で下着を脱いで足を開くことも。スカートならそのまま診察できます。ほとんどの病院には婦人科診察用のスカート等が用意されていることが多いですが、着替えの手間などを考えるとスカートが◎
靴 ⇒内診や体重測定で靴を脱ぐことも。歩きやすく、脱ぎやすいくつ(スニーカーなど)がおすすめです。
持ち物 ⇒保険適用外の診察がある場合も。現金が1万円~2万円あるほうが安心です。また、健康保険所や基礎体温表(つけている場合)はもちろん、心配な方は予備の下着やナプキンがあると◎(内診でかるい出血があることも)
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ピルの処方にかかる費用はどれくらい?

ピルを処方してもらうにあたり、料金も気になるところ。ピルを取り扱うクリニックではホームページで全て公開しているところもありますが、ここでは保険が適応される場合とでそうでない場合とで、相場を見てみましょう。
ピルの診察で保険がきく場合とそうでない場合

では保険が適応される場合と保険がきかずに自費で診察料を払う場合があるというのはどういうことでしょうか。
これは医師の判断によるもので、診察を受ける本人が決められるものではありません。
問診や内診などの検査をし、ピルを処方する目的を考えて医療行為として扱うかどうかの判断を医師が行います。
(※避妊のためにピルを処方される場合は、医療行為とはみなされずに保険適応外となることが通常です)
【保険適応の例】
●月経困難症やPMSの症状の軽減
●子宮内膜症など子宮の病気の治療 【自費診療の例】
●避妊
●ニキビ軽減
病院で処方してもらえるピルの種類とその特徴の個別解説はこちらから⇓
超低用量ピル (30㎍以下) |
主な使用目的:避妊・月経困難症・子宮内膜症による痛みの緩和 |
---|---|
低用量ピル (50㎍未満) |
主な使用目的:避妊・月経困難症・生理日をずらす。 |
中用量ピル (50㎍) |
主な使用目的:不正出血・生理不順・月経過多・生理日をずらす・月経困難症・子宮内膜症・緊急避妊(ヤッペ法) |
高用量ピル (50㎍以上) | ※高用量のピルは副作用のリスクが高いため、現在は低用量ピルや中用量ピルが使用されることが一般的です。 |
緊急避妊薬 (アフターピル) |
避妊に失敗した際に72時間(3日)以内に服用することで高い確率で妊娠を防ぐことができる。ホルモン含量は低用量ピルの約30倍ほど。 |
ピルを処方してもらうための診察料

では実際にクリニックでピルを処方されるために初めて受診する時にかかる費用を見てみましょう。
【保険適応の場合】
・初診 1,000円以下
・血液検査 1,500円~3,000円
・子宮頸がん検診、子宮体がん・卵巣がん検診 1,000円~3,000円
・ピル自体 1シート900円~3,000
【自費診療の場合】※保険外または無保険
・初診 2,000円~3,000円程度
・検査 血液検査 2,500円~4,000円程度
・子宮頸がん検診、子宮体がん・卵巣がん検診 6,000円~7,000円
・ピル自体の料金 自費で1シート2,000円~3,000円
『え?ほんと?』意外と知らない!
病院でピルを処方してもらうことは大切なこと。でも同時に病院へ行くデメリットも存在します。
ピル処方の前に知っておきたい5つのデメリットをまずはご覧ください。
ピルを処方するクリニックの上手な選び方

ピルを処方するクリニックは年々増加していますが、悪評のあるクリニックも中には存在します。安全にピルを服用するために以下の点に気をつけてクリニック選びをしましょう。
●安すぎず高すぎず平均的な費用
●内診台など健診機器が充実、清潔
●ピル外来以外の口コミが良い
●オンライン診療はあくまでも補助的
●ピル外来のみではない
●男性向けの性病科がメインでない
ホームページや口コミを参考にするなどして情報を。
以前に通院していたり現在通院しているクリニックがあれば、まずそちらへ相談してみるのが良いでしょう。
ピルを処方してもらうための初診とその費用のまとめ
ピルはあくまで薬の一種です。処方してもらうためには、まずはしっかりとした診察を受けて、体に合ったピルとクリニックを見るけることが、ピルと上手に付き合う第一歩となります。
もし、『病院へ行く時間がない』『婦人科に抵抗があって行きたくない..』という方は、オンラインでの診察・処方を試してみてはいかがでしょうか。
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