アンジュとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合した錠剤で経口避妊薬(飲むタイプの避妊薬)です。アンジュはあすか製薬から販売されているピルで、毎日正しく服用することで高い避妊効果が期待できます。
アンジュは第二世代の三相性のピルに分類されていて、有効成分は『レボノルゲストレル』という黄体ホルモンです。
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このページの目次
アンジュの基本情報について

種類 | 低用量ピル(経口避妊薬) |
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世代 |
第二世代 |
相性 | 三相性(錠剤に含まれるホルモン量が3段階に分かれているピル) |
価格 | 約2,400円(税込)~ |
使用目的 | 避妊・PMS(月経前症候群)の改善・生理周期の改善など |
服用方法 | 1日1錠を決まった順番に毎日同じ時間に服用する。21日間連続服用し、7日間は休薬期間をとり28日を1周期とする。 |
特徴 |
第一世代のピルよりも副作用が軽減されており、三相性のピルのため本来の女性ホルモンバランスに近い作用で避妊が可能。 |
よく比較されるピル |
注:アンジュは21年2月現在ジェネリックはありません。同成分のジェネリックはトリキュラー21です ※ジェネリックとは、有効成分は同等で安価な後初薬です。製造元が異なるため名称が変わる場合がありますが比較的、低価格で購入できます。 |
購入方法 |
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アンジュの避妊効果と服用方法

アンジュは第二世代・三相性の低用量ピルであり、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが配合された混合ホルモン剤です。主に避妊を目的に使用されることが多いピルです。
アンジュは正しく服用することで高い避妊効果が期待できる

アンジュを毎日正しく服用することで、卵胞の発育を抑制し高確率で排卵が起こらなくなります。また、子宮内膜が肥厚すること(卵胞のベッドをつくること)を抑制することで万が一排卵が起こっても妊娠しにくい状況を作ります。
さらに、子宮頸管粘液(おりもの)の粘性や成分を変化させることで精子が子宮に届きにくい状況を作り、3重で妊娠することを防ぎます。
それに、生理周期で女性ホルモンによって肥厚する子宮内膜が比較的安定しやすいため不正出血を起こしにくいことが分かっています
低用量ピルには第一世代、第二世代、第三世代というように『世代』によって分類されており、世代ごとで配合されている卵胞ホルモンが異なります。
アンジュは、レボノルゲストレルと呼ばれる第二世代の卵胞ホルモンが配合されており、肥厚する子宮内膜を安定させるため比較的経血量が少なく副作用も少ないといわれています。
第二世代のピルに配合される黄体ホルモン(レボノルゲストレル)は、卵胞ホルモンの分泌を抑え子宮内膜が厚くなるのを防くため、避妊確率を上昇させるとともに経血量を抑えることができます。
生理痛が酷くなる原因の1つに、子宮内膜が厚くなり経血量が増えることで子宮の収縮が大きくなるため生理痛が酷くなるということがあります。アンジュを服用することで経血量が減るため、生理痛が緩和されることが期待できます。
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アンジュは三相性で不正出血が起こりにくい
アンジュはトリキュラーと同様、1シートの中でホルモン配合量が3段階に変化する三相性の低用量ピルです。マーベロンやヤーズは1シートの錠剤全てが同じホルモン量が配合されている一相性のピルです。
三相性のメリットとしては、もともとの生理周期に近いホルモンバランスで配合されているため、特に飲みはじめの不正出血などを始めとした副作用が比較的軽いと言われています。
デメリットとしては、ホルモン配合量が三段階に分かれているため、1シートで飲む順番を間違えないように注意が必要です。また、生理日をずらしたいときには一相性のピルのほうが比較的簡単で向いていると思います。
生理日をずらしたい人やニキビや肌荒れが気になる人は、一相性のマーベロンを推奨しています。
アンジュの服用方法について
アンジュは三相性のピルなので、1シートの中にホルモン配合量が異なる錠剤が三種類入っています。
アンジュの錠剤は【赤褐色が6錠・白色5錠・黄色10錠】があり、赤褐色からスタートします。赤褐色を6日間⇒白色を5日間⇒黄色を10日間というように順番通りに1日1錠、決まった時間に服用します。
黄色の錠剤がすべて飲み終えたら7日間の休薬期間となり、7日間は薬の服用をお休みする期間があります。
アンジュ28には、赤色のプラセボ錠(偽薬)が7錠入っていますので、休薬期間中に服用します。プラセボ錠にはホルモンは配合されておらず、飲み忘れても避妊効果に影響は与えません。
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アンジュ21と28の違いとは?トリキュラーやマーベロンとの比較も解説します

次にアンジュの良くある質問『アンジュ21と28ってどう違うの?』『アンジュとトリキュラーの違い』『アンジュとマーベロンの違い』について解説したいと思います。
アンジュ21とアンジュ28の違いとは?
多くの低用量ピルは21タイプと28タイプがありアンジュも同様です。これは1シートの錠剤の数を表していますが、21でも28でもどちらも効果は変わりません。
ですが、28日間で服用する錠剤数が異なります。28タイプは、プラセボ錠という偽薬があり、毎日飲む習慣を怠らないように休薬期間中に偽薬を服用します。
アンジュは21日間連続服用し、7日間の休薬期間を設け28日を1周期とする服用方法です。
アンジュ21 |
ホルモンが配合された錠剤が21錠入っているタイプです。21日連続服用し7日間は休薬期間として服用を休み、29日目に新しいシートを始めます。28タイプと比べると購入価格は安い。 ⇒費用を抑えたい人向き |
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アンジュ28 |
21と同様にホルモンが配合された錠剤が21錠入っており、ホルモンが配合されないプラセボ錠(偽薬)が7錠入っているタイプ。 休薬期間中は7錠のプラセボ錠を飲むことで、毎日決まった時間に服用する癖がつき、飲み忘れ防止に繋がります。 ⇒飲み忘れを防止したい人向き |
アンジュとトリキュラーの違いとは?
アンジュとトリキュラーはよく比較されますが、どちらも第二世代・三相性の低用量ピルです。避妊効果や飲み方も一緒です。
トリキュラーはドイツのバイエル社の薬ですが、アンジュは元々、米国ワイス社からのOEM製剤(医薬品受託製造)で、トライディオール(ワイス社)と同じ工場で生産されています。包装が異なるだけでパッケージの形はトライディオールと全く同じです。
2011年頃でワイス社のホルモン分野での日本撤退によりアンジュをあすか製薬で取り扱うことになったようです。
実際に、トリキュラーからアンジュへ切り替えることで『副作用が安定した』『性欲が戻った』という人もいるようです。ピルはその人との相性があるので、トリキュラーで副作用が気になる人はアンジュに変更することを検討してもいいかもしれません
アンジュとマーベロンの違いとは?
アンジュとよく比較されるが低用量ピルでマーベロンがあります。どちらのピルも1シート21錠タイプと28錠タイプがあり、毎日決まった時間に1錠服用し、28日で1周期とする低用量ピルです。
アンジュ | 第二世代・三相性 |
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マーベロン | 第三世代・一相性 |
アンジュは第二世代のピルで三相性タイプです。一方、マーベロンは第三世代のピルで、錠剤全てが同じホルモン量が配合されている一相性のピルです。
まず世代ですが、第二世代と第三世代では配合されている黄体ホルモンが異なります。その特徴をみてみましょう。
アンジュ 第二世代 レボノルゲストレル |
<特徴> 第二世代のピルは第一世代よりも副作用が軽減されるよう改良され、生理周期をコントロールしやすいといわれています。 一方で、第二世代のピルは男性ホルモンに影響を与え、ニキビや肌荒れ、毛が濃くなるといったデメリットもあるとされています。 |
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マーベロン 第三世代 デソゲストレル |
<特徴> 第三世代に配合されている黄体ホルモンはデソゲストレルといい、第二世代での男性ホルモン(アンドロゲン)が優位にしてしまうデメリットを改善され造られています。 一方で、第一・第二世代のピルよりも血栓症になる確率がわずかですが高まっているといわれています。 |
一相性のピルとは、1シートの錠剤全て同じホルモン量が含まれているピルのことです。
一方、三相性のピルとは、1シートの中にホルモン含量が異なる錠剤が、約1週間ごとに3段階で分かれているタイプのピルでシンフェーズは三相性にあたります。
一相性のピルは、ホルモン量が一定なため体調の変化が起きにくいと言われています。飲む順番を気にしなくて良いこともメリットです。
三相性のピルは、本来の生理周期のホルモンバランスに近い状態で摂取できるため、飲み始めの不正出血や副作用が少ないといわれています。
どちらのピルも、ホルモン変化に身体が慣れてくる2~3ヵ月で不正出血などの副作用は落ち着いてきますので、不正出血はできるだけ避けたい!とい方はトリキュラーやアンジュのような三相性のピルを選ぶと良いでしょう。
アンジュに向いている方 |
・初めてピルを服用する方 ・飲みはじめなど不正出血を出来るだけ少なくしたい ・ホルモンによる吐き気や頭痛が気になる |
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マーベロンに向いている方 |
・男性ホルモンを抑制しニキビや肌荒れ、毛の濃さを改善したい ・毎日の体調を安定させるためにホルモン量が一定のピルを選びたい ・生理日を簡単にずらしたい |
アンジュとマーベロンの違いは『世代』と『相性』です。
とちらもメリット・デメリットがありますが、自分にあったほうを選ぶことが大切です。もちろん最終的には医師が決定しますが、希望があれば診察の際に伝えてくださいね。
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アンジュの副作用について

アンジュを服用することでまれに副作用が起こる場合があります。副作用はピルによって強制的にホルモンバランスが変化するためです。主な副作用の症状はこちらです。
- 不正出血
- 頭痛・片頭痛
- 胸のハリ・胸の痛み
- めまい・ふらつき
- 吐き気・悪心(気持ち悪さ)
アンジュは体内のホルモンバランスを強制的に変えるため、特に飲み始めに副作用が強くみられるケースが多いです。通常、2ヵ月~3ヵ月程度で体内のホルモンバランスが安定し、副作用も落ち着く傾向にあります。
ピルで一番気を付けたい副作用は血栓症です。血栓症が起こる確率はごくまれですが、たばこを吸う人や血栓症体質の人はリスクが高いためピルを服用することはできません。
アンジュに限らず低用量ピルを服用するとよく似た症状が起こる可能性があります。そのため、副作用の程度にもよりますが、基本的には『そのまま様子をみましょう』と言われ2ヵ月~3ヵ月程度様子をみることが多いです。
ピルは種類が多く、そのピルによって特徴が異なるため、どうしても人によって合う合わないが出てきますので、種類変更も含めて相談してみてはいかがでしょうか。
アンジュを飲み忘れた場合の対処法

アンジュを飲み忘れた時の対処方法についてです。
24時間以内に1錠飲み忘れた場合は、飲み忘れに気付いた際に1錠飲みましょう。
24時間以上の飲み忘れの場合は、そのシートの服用と避妊効果は一旦諦めましょう。服用を中止することで次の生理(出血)が起こり、そのタイミングの日曜日に新しいシートで最初から服用しましょう。

アンジュの購入方法について

最後にアンジュの処方や購入方法についてです。一般的にピルの購入方法は大きく分けて3つの方法があります。
- 『同成分のトリキュラーを通販で購入する』
- 『病院での処方してもらう』
- 『オンラインで処方してもらう』
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
アンジュは通販で販売していない

ピルのジェネリックは個人輸入代行サービスを利用して購入することができます。アンジュのジェネリックをお求めの場合は、同成分であるトリキュラーがおすすめです。
例えばトリキュラーでしたら『トリキュラー』や『トリキュラーED』のようにジェネリックがありますが、アンジュ自体のジェネリックは今のところ存在しません。そのため、アンジュからジェネリックへ切り替える方の多くは、同成分のトリキュラーを選ぶことが多いです。
アンジュを病院で処方してもらう

アンジュは医師の処方箋が必要なお薬です。アンジュを処方してもらうためには医療機関(産科・婦人科等)で処方してもらう必要があります。ですから、病院へ行き診察を経て処方してもらうという流れです。
ピルを処方している病院は都心以外は思ったより少ないので、まずは最寄り駅に対象施設があるかを確認してみましょう。
アンジュはオンラインでも処方してもらえる

アンジュはオンラインでも取り扱いがあるピルです。オンライン診察は、電話やビデオ通話、専用アプリを通じてチャットなどで問診を行い、その人の悩みや症状によって医師がピルを選定してくれます。
アンジュをお求めの場合は、オンライン診療・処方を利用するととっても便利です。オンラインで医師が診察するため、ピルが初めての人でも安心して利用できます。コロナ渦の中、オンライン診療を選択する人が増えています。
- 定期的に病院へ行く時間が取れない
- ピル処方がある病院が遠くて行けない
- 病院へ行く時間や費用を抑えたい
- 病院へ行く時間帯が夜間や休日しかない
- 婦人科に抵抗がある
- 自宅で空いた時間で診療や処方を受けたい
- 誰にもバレずにピル処方を行いたい
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