『生理が遅れている・全然こない』
『生理周期が不安定』
『これって無月経?』
生理の仕組みはとても複雑で繊細。
逆に言うと、身体や心のバランスが崩れていると生理周期も不安定になりやすいので、心身の不調を生理周期の崩れによって知ることがあります。生理の周期、経血の状態や身体の変化などは定期的にチェックしましょう。
今回は、生理不順『生理が来ない・生理が遅れる・経血量が多い』について解説したいと思います。
このページの目次
生理不順・生理が来ない原因とは

生理は、様々な原因によって全く生理が始まらなかったり、何ヶ月も生理が来ない、不安定であるということは珍しいことではありません。どのようなことが原因で、生理がない、いわゆる無月経になるのかを見ていきましょう。
無月経は、原発性無月経と続発性無月経の2つに分けられます。
原発性無月経について
原発性無月経・・・生理が16歳までに始まらない。(他の身体の成長はみられる)
原発性無月経は、遺伝的または解剖学的異常が原因です。ただし、実は続発性無月経(生理が始まっているもののストレスなどでストップしている)状態である可能性もあります。
原発性無月経の最も多い原因であるのが、ターナー症候群。 その他ではミュラー管無形成症、子宮の有無にかかわらず、膣の発達の欠如や思春期の遅れなどがあり、慢性または急性の病気に関連している場合もあります。
続発性無月経について
続発性無月経・・・生理が約3か月以上ない、止まった。
次のような様々な要因が視床下部の働きに影響を及ぼし、無月経を引き起こす可能性があります。
・感情的なストレス
・体重減少、摂食障害、栄養不足
・過剰な運動
・メンタルヘルス状態の治療に使用される特定の薬
・甲状腺機能低下症(甲状腺機能低下症)などの内分泌系の障害 また、無月経を引き起こす可能性のある他の障害には、次のものがあります。
・多嚢胞性卵巣症候群
・ホルモンバランスの異常な崩れ
・卵巣機能不全または早期閉経
生理の経血量が多い

無月経とは反対に、異常に長い生理や量の多い経血は深刻な病気が隠れている可能性があります。
生理中の経血の量には個人差がありますが、少量から始まり2日目や3日目は比較的多く、徐々に減少していくのが一般的。 しかし一部の女性では生理が重く、生活に支障が出ている場合もあります。
慢性的な多量の経血や長く続く生理(6か月以上)と、突然異常な経血量が見られる急性の場合がありますが、異常な月経出血については医師に相談することをおすすめします。
あなたの生理をチェックしてみましょう!

☆あなたの生理は大丈夫?チェックしてみましょう。
- 8日以上の出血がある
- 生理中の大量の出血(例:複数の生理用ナプキンやタンポンを1時間ごとに一日に何度も交換する必要がある)
- 夜間にパッドやタンポンを交換する必要がある
- 激しい出血のために毎日の活動を変えるか制限する必要がある
- 生理期間中以外の出血
- 下腹部のけいれんと痛み
- 倦怠感
- 閉経後の膣からの出血
異常な量の出血は生理とは関係なく子宮の出血の可能性も。
ダラダラと続く出血、ナプキンではおさまらない量の出血など異常な状態が続く場合は医師の診察を受けましょう。
- 妊娠中の自然流産
- 子宮外妊娠
- ホルモン障害
- 排卵機能障害–
- 子宮内膜症
- 感染症
- 投薬
- 子宮内避妊具
- ホルモン避妊薬
- ホルモン補充療法
- ポリープ
- 出血性疾患
- がん
上記のような症状や原因がある場合は、医師の診察を受けましょう。放っておくと病状が悪化しかねませんので、早い段階で病院へ行くことを推奨します。
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