ピルの副作用・トラブル

ピルの休薬期間でも中出ししても大丈夫?休薬期間中の避妊効果と避妊メカニズム

低用量ピルは正しく服用することでほぼ100%の避妊効果が期待できます。

ピルには有効成分が配合されている錠剤を飲まない期間があり、これを『休薬期間』とよびます。また、休薬期間中にプラセボ錠(偽薬)を飲むタイプのピルも存在し、ほとんどの低用量ピルや超低用量ピルは、1シートで28日周期とし、そのうちの7日間を休薬期間としています。

でも、休薬期間中も避妊効果が継続しているのか、休薬期間中に中出し(避妊なしのセックス)をしても大丈夫なのか気になることも。

実は、ピルの休薬期間中は有効成分が配合されている錠剤を飲んでいませんが、基本的には避妊効果は継続されます。

ですが、いくらピルを服用しているとしても、中出しのリスクは伴います。今回は、低用量ピルの休薬期間中の中出しについてと、休薬期間中の避妊効果や避妊メカニズムについて解説したいと思います。

ピルの休薬期間中の中出しについて

一般的な低用量ピルは正しく服用することでほぼ100%の避妊効果が期待できます。ピルを正しく服用していれば、排卵は抑制されたり、子宮内膜(赤ちゃんのベッド)の肥厚を抑えるため、妊娠する可能性は極めて少ないといえます。

ですが、ピルを服用中でも休薬期間中でも、妊娠を希望していない場合は、中出し自体を推奨しておりませんそれは、ピルを服用していても妊娠阻止率が100%というわけではないからです。

ピルの飲み忘れやあったりするとピルの効果が薄れて排卵している可能性も否定できません。また、飲み忘れ意外で避妊効果が低下するケースは以下で説明します

ピルを服用していても妊娠する可能性はある

ピルを服用していても妊娠する可能性があります。

低用量ピルの妊娠措置率は、正しく服用している場合で99.7%といわれています。これは、年間、1000人に3人程度、避妊に失敗しているということです。

飲み忘れ等を考慮する場合の避妊阻止率は92%といわれています。100人に8人が避妊に失敗している統計が出ており、飲み忘れ等の原因によって妊娠してしまう確率はかなり上がることが分かります。

低用量ピルを服用していても妊娠確率が上がってしまうケースは以下の通りです。低用量ピルを服用している方は注意が必要です。

避妊確率が下がるケース

  • 飲み忘れがあった
  • 下痢などお腹の調子が悪かった
  • お酒の飲み過ぎで下痢気味や嘔吐があった
  • 実薬とプラセボ錠(偽薬)を飲み間違えた
  • 3相性ピルなどで飲む順番を間違えた
  • 飲み合わせが悪い薬やハーブなどと併用した

低用量ピルは、飲み忘れを始め、下痢などによってもその効果が低下する可能性があります。それは、腸の調子が悪く、ピルの成分を十分に吸収できなくなるためです。

また、飲む順番を間違えたり、持病や風邪を引いたなどで相性の悪い薬を併用してしまった際も避妊効果が低下する原因となります。

ピルは毎日決まった時間に服用する薬です。でも、実際問題、なかなかバッチリ毎日同じ時間で服用できないこともありますよね。ですから、いくら低用量ピルを服用していても『中出し』することは推奨できないのです

ピルでは性病を防ぐことはできない

また、『中出し』を推奨できない要因の1つに『ピルでは性病が防げない』ということがあります。

中出しということは、コンドームなどの避妊用具をしていないということになり、性感染症のリスクが高まります。

ピルは避妊効果を高めることは可能ですが性病を防ぐことはできませんし、特に不特定多数の方との性行為は性感染症のリスクが高まります

ピルの休薬期間とは?そもそもなぜ必要なの?

低用量ピルや超低用量ピルには7日間などの休薬期間が必要です。その期間はホルモンが配合されている錠剤は服用しません。

通常の低用量ピルは1シート28錠入りで、21錠の実薬と7錠のプラセボ錠(偽薬)が含まれており、28日で1周期として服用します。

このプラセボ錠(偽薬)を服用する期間を休薬期間と呼びます。プラセボ錠を飲み忘れても有効成分が配合されていないので気にしなくて大丈夫です。

ピルには21錠タイプもあり、休薬期間はプラセボ錠もないため何も飲まないタイプがあります。21錠タイプは休薬期間後の飲み忘れに注意しましょう。

また、超低用量ピルのヤーズジェミーナなどは、月経困難症子宮内膜症などの治療で服用する場合が多く、休薬期間や服用方法なども他のピルと異なります。

では、そもそもピルの休薬期間とは何のためにあるのでしょうか?

ピルの休薬期間が必要な理由

  1. 妊娠の有無を確認するため
  2. 休薬期間があることで28日周期を管理しやすくなる
  3. 卵巣を定期的に活動させる

低用量ピルを服用していても、まれに妊娠する可能性も捨てきれないため、休薬期間を設けることで妊娠の有無に気付きやすいことがあげられます。また、休薬期間を設けることで28日で1周期として管理しやすくなります。

特に3番目の卵巣を活動させることが最も重要です。

ピルを服用することで排卵が抑制されるため卵巣の活動が低下します。これによって排卵が抑制されたり、子宮の収縮が抑えられるため生理痛の緩和に繋がります。

休薬期間によって刺激を受けることで、卵胞は発育しようと活動を再開しはじめます。ピルの内服によって休ませている卵巣を正常に保つためにも、休薬期間は重要なものと言えるでしょう。

では、休薬期間中は妊娠する可能性が高まるのでしょうか?次の項目で解説したいと思います。

ピルの休薬期間中の避妊効果のメカニズム

低用量ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれており、体内のホルモンバランスを強制的に変化させます。

それによって脳が『妊娠している』と勘違いして排卵を抑制し、排卵しないため妊娠しない状態がつくられます。

もし排卵しても、子宮内膜(赤ちゃんのベッド)の肥厚を抑制することで受精卵が子宮内膜に着床しにくい状況をつくり、頸管粘液を変化させ精子の子宮内侵入を抑制することで、2重3重で妊娠しにくい状況をつくりあげます。

次に、休薬期間に妊娠しやすいか?

という問題ですが、基本的にピルを正しく服用していれば、休薬期間中に中出しなど避妊せずの性行為であっても妊娠する可能性は極めて低いということができます。

それは、ピルの休薬期間は排卵が終わった時期に相当するからです。ただし、飲み忘れ、特に休薬期間前の飲み忘れには注意が必要です

ピルの休薬期間前後の飲み忘れは要注意

この休薬期間は排卵が終わった時期に相当するので、実薬を正しく飲んでいれば休薬期間に妊娠する可能性は極めて低いといえるでしょう。

しかし、休薬期間の前後、つまり第3週目の最後や次のシートに移る初日にピル(実薬)を飲み忘れてしまうことで排卵が起こることがあるため、次の周期(次のシート)での避妊効果は低くなる可能性があります。

特に、休薬期間の前後での飲み忘れに気を付けなければいけません。それは、休薬期間が7日を超えると排卵の可能性が高くなるといわれているからです。

第2週目などシートの中間で飲み忘れがあっても、気付いたときに服用すればほとんど心配はいりませんが、休薬期間が長くなることで排卵する可能性が高まるため、休薬期間の7日間をちゃんと守ることが大切です。

ピルの休薬期間中の生理について

ピルの休薬期間中は生理、ただしくは消退出血が起こります。個人差はありますが、生理(消退出血)のタイミングは、休薬期間開始から2~3日遅れることが通常です。

通常の生理は、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜(赤ちゃんのベッド)が肥厚され、それが剥がれ落ちることで経血として体外に排出されます。

通常、ピルによって子宮内膜の肥厚を抑制されるため、いつもの生理より出血量が少なくなる、また出血する日数も減少することが特徴的です。

通常の生理でも個人差があるように、消退出血の量やタイミングも個人差がありますが、消退出血が起こらない場合、もしかしたら妊娠している可能性もすてきれません。

その場合は妊娠検査薬で調べてみることや、かかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ:ピルの休薬期間中ではなくても中出しは避けるべき

低用量ピルは正しく服用することでほぼ100%の妊娠阻止率の効果が期待できます。しかし、休薬期間中を含めコンドームを使用しない性行為や、そのまま中で射精、つまり『中出し』は推奨できません。

なぜなら、飲み忘れや下痢などの体調の変化によって、排卵している可能性が捨てきれないことと、ピルでは性感染症を防げないからです。

特に、休薬期間前後の飲み忘れは、排卵が起こってしまう原因となるため注意が必要です。

性行為の際は、低用量ピルとコンドームを併用することで妊娠する可能性がかなり下がり、また性病の感染対策となりますよ

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